2005年1月16日
驚いたことにいまごろになって阿部和重が芥川賞受賞したということで、個人的にお祝いのつもりで大長編『シンセミア』を最初から最後まで再読してみました。あいかわらず寝たきりですし。いやー、やっぱり彼はそれほど文章がうまくないです。でも、いかにも現代的な妙なバランスの上に成り立ってる人間心理を描写するのが非常に巧いのではないかと。あとは、もともと映画方面のことやってた人なので、映画的表現はすごくカッコいいなーと。この話、人生の機微をわかってるロバート・アルトマンあたりが映画化したらかなりおもしろくなりそうな気がします。
